市川正親さんのお芝居 DRIVING MISS DAISY

新宿 紀伊国屋ホールにて、市川正親さんと草笛光子さんのお芝居

ドライビングミスデイジーを観劇して参りました

人種差別の多重構造が背景にある1940年代から70年代のアメリカ・アトランタを舞台に

黒人の運転手ホークと、彼の雇い主で気難しいユダヤ人女性デイジーとその息子

この3人が織りなす25年間のそれぞれの心の軌道を描いた作品です

 

テーマは差別

非常に重い内容ですし、日本に住んでいる日本人の私には

人種差別は実感として正直なところわかりづらいものではありますが

自分の中の矛盾に気づいた時、心の中には葛藤が生まれるけれど

人の意識はそう簡単には変われないものなのかも、なんて思いました

 

そう、たぶん人の本質はそう簡単には変わらない

なぜなら、持ち合わせている気質は決まっているから

たとえば、短気な人の気の短さは無意識のものなので

「気を長く持って」と言われたところで

自分の短気さに注意を向けることはできるけれど

短気な気質そのものは変わるわけではない

犬が猫になれないのと同じくらい難しいような気がします

 

それから環境の影響

特に幼少から親しんできた環境は自分にとって自然に取り込んでいる価値観のため

誰にとっても、特段、意識していない領域だと思います

でもある日、その価値観が揺らいだりしたら困惑しますよね

昨日まで「良し」としていたことが、今日から「違う」と思った時

考え方を変えるのって少し勇気がいります

それまでの自分や環境を否定するような感覚になるからです

 

ともあれ、本質は変わらなくとも、時代の流れや環境の変化

もしくは自分の思い込みに違和感を覚えたなら

自分の意識・考え方・行動 を変えてみる必要が、おおいにある

と、これが私なりのこのお芝居の解釈

 

自分のやり方を変えるのって本当はとてもいや

環境が変わるのは楽しめるけれど、自分自身の考えを変えること

もっと言うと「変えられる」ようなことって、たぶんきっとみんないやなんです

歳を重ねれば重ねるほど、自分のやり方が正義になっていくから

でもそれってほんとに正しいのかな?

正しさは時代によって変化、進化する

 

変わらなくても生きてはいける

でも、変わることを受け入れないのは

時代から取り残されるということでもあるのだな、と思います

 

お芝居を観たのはサイクルが11の日だし、この閃きを大事にしよう!

そしてこの舞台の役者さん3名に共通する数字は

5の意味は変わる、進化する これがこの日の私にとってのメッセージ